アクション好きが観てきた映画感想!!(あくまでも個人的な感想です)

映画の感想をブログでやってみます。なにぶん素人ですのでどうか暖かい目で見てほしいです(不快になられても責任とれませんので悪しからず)

初恋

『初恋』

監督 三池崇史




短文感想
これぞ映画!荒唐無稽でぶっ飛んで最高に最悪な濃厚すぎる一晩の群像劇!

個人的%率 100%



















ネタバレ感想
内容を簡単に言いますと一人の若いボクサーが余命わずかと宣告されて、ヤケクソになってたら、恋してヤクザとチャイニーズマフィアの戦争に捲き込まれてどうにかして生き残る話です。

初っぱなから可笑しくて、主人公(レオ)のボクシングの試合と人殺しのシーンが交互に入って、ヒロインのユリが出てくるのですがヤク中で幻覚に悩まされていると言う何ともまぁコメントしずらいキャラでその人が倒れてる所にひっそりとタイトルロールで何とも笑えばいいのか引いた方が良いのかリアクションに困りましたが、進むに連れてドンドン奇想天外過ぎる状況になっていくという映画で後半になればもう笑うしかなかったです。
特に最低な警官(大伴)とヤクザの若い人(加瀬)のコンビには死ぬほど笑わせて貰いました。今回の全ての元凶だけど、二人とも計画性がないと言うか行き当たりばったりと言うかドジと言うかとにかくいちいちやることなすことが裏目に出て笑えてくる。

これ以上は楽しみにしてる人がいるかも知れないので具体的な展開は書きません。
ただ、中盤のレオとユリのイチャイチャの裏で繰り広げられる2つの組織のドタバタは笑えます。
と言うかベッキーが凄い。
演出なのかそれとも演技の関係なのかはわかりませんが微妙なシーンがないとは言えません。長い台詞を喋るシーンはやっぱり微妙に感じてしまった(このブログは全て私の合う合わないで判断してますので、合う人には合うと言うスタンスです)
ただ、恋人が殺されてからの暴走には笑うけど凄い怖かった。
どこのゾンビ映画のゾンビ?
って言うほどに不気味で口数が減ってきてるから余計に恐ろしかったです。(マジでクライマックス辺りのシーンは怖かった)

そしてヒロインのユリ。
このキャラがまぁカッコいい!
腕っぷしは強くないし、ベッキーみたいに大暴れはしないし、芯が無茶苦茶強いのかと言えばうーん?と悩むキャラなんですけど、クライマックスで凄いカッコいいシーンがあってそこで最高の気分になりました。(アクションシーンでは無いです。寧ろベッタベタのシーンだけどそれが凄い良い!)

女性陣に負けずに男性陣もコメディキャラはほぼ大半だけど、最後の内野聖陽さんのキャラは死ぬほどかっこ良かった!

もうね、こういうので良いんだよ!
こういう映画が最高なんだよ!
変にリアリティだけしか無いような幸薄そうにしてるキャラだけの映画じゃなくて、こういうキャラがギラギラギラギラしてる映画を待っていた!
もう、久しぶりに良い邦画を見ました!
ポンジュノ監督のパラサイトで色々な人がやれ日本映画はどうだこうだって言ってますけど、確かにアカデミー賞は凄いけど、その前にこういうタイプの映画をおざなりにしてないかと言いたい!
ポンジュノや黒澤明に比べれば荒唐無稽過ぎてコメディなのかバイオレンスなのかラブストーリーなのか分からないし、変に単純すぎるかも知れないけど、そもそも映画って荒唐無稽が出来るから映画なのでは?
賞に相応しくなくても一番重要なのは観客が楽しむ事では?
そこに一点集中したこの映画は楽しすぎました。
こういう映画で良い!

不満があるとすればアクションシーンが不満だけどこの映画の根本にあるのはあくまでも恋愛の部分。全く何の問題も無いです。
寧ろ、脇の話が濃すぎる!
いやぁ、これは映画館で観ないと損をします。
絶対に損をします!
観ようか迷ってて濃い映画が観たいなら急いで観た方が良い!こんな濃い映画、二度と観れるかわからない。
以上を持って感想を終わります。
ネタになりましたパラサイトですが、批判する気は全く無いです。寧ろ変に嘆いてる記者に対して言っているので悪しからず。