アクション好きが観てきた映画感想!!(あくまでも個人的な感想です)

映画の感想をブログでやってみます。なにぶん素人ですのでどうか暖かい目で見てほしいです(不快になられても責任とれませんので悪しからず)

ゴジラ キングオブモンスターズ

ゴジラ キングオブモンスターズ』

監督 マイケル・ドハティ

主演 ゴジラ モスラ ラドン キングギドラ











短文感想
ゴジラを愛した全てのファンに贈る最高のゴジラ映画。こういう映画が観たかった!を地で行くスターウォーズのファンメイドがショボく見える程の究極のファンメイド映画

驚異200%









ネタバレ感想
大分前に公開された映画ですが、私自身忙しかったのですっかりブログにするのを忘れてました。
けど本当に好きな作品なのは間違いないです。
今回の感想は『シンゴジラ』と『ゴジラ(アニメ版)』の痛烈な批判も込めて書きますので上記の作品が好きな方は見ないことをオススメします。



さてとゴジラ映画と言うのは日本の特撮映画の原点であり、頂点でもあります。
元々は七人の侍の公開が延期になり、空いた所に映画を一本入れる為に作られた映画であります。
初代ゴジラの予算的に大作なので上記の事はいささか真実味が欠けてしまっていますがそこは感想と関係ないので除外します。

そのゴジラが世界中でヒットして七人の侍と並ぶ日本映画の代表作になりました。
嫌いな人もいるとは思いますがヒットすればOKなのが映画及び表現物の世界なので否が応でも代表作です。

そして今作は無茶苦茶ゴジラファンである私のツボに刺さりました(あくまでも個人的な感想です)

まず、2014年の前作から設定を変えているんですよね。前作は水爆実験はゴジラを殺す為にやったって改変をしていましたが、今作は水爆実験でゴジラが目覚めたってキチンと直してくれたのが嬉しい!
次にモスララドンキングギドラと言う最高の怪獣達が画面狭しと暴れまくるから観てて気持ちいいんですよ。良く画面が暗いって批判がありますが、VFXってまだまだ発展途上の技術で昼間にやるとCGだって丸分かりになるんですよね。だから夜のシーンがやたらと多いんですけど、例えばアベンジャーズエンドゲームは夕方と夜の間にクライマックスを置いてキチンと見せてくれようとしてくれましたし、他のアクション映画も爆発をやって明るさを出さして見易くさせてくれてますが今回は雷が凄いなりっぱなしなんですよ。
キングギドラが出てから稲妻が大量に出て光が怪獣達の輪郭を見せてくれるから個人的には全然問題なかったです。
寧ろ神話チックになって興奮しました。
それからオマージュが大量にあるんですよ。
ゴジラの背鰭のデザインから始まり、ラドンの登場シーンだったり、キングギドラの放電だったり、モスラの尻尾のトゲ攻撃だったり、東宝の怪獣映画でどれか観たことがあるって言うのが無茶苦茶あったんです(モスラのトゲは恐らくメカギラスの演出を基礎にやってると思います。東宝モスラはトゲがないのでご注意を)

もうマイケルドハティなんて全然知らなかったのにこの一本で世界中にゴジラファンである事を見せつけましたからね。
ただ今作無茶苦茶ヒットしてるかわからないので監督が次に映画が撮れるかわからないです。最低でも6億ドルいかないと元が取れないらしい(マイケルドハティ頑張れ!)


この映画に比べて日本のゴジラ映画はゴミが続きました。『シンゴジラ』はまだ良かったです。今までのゴジラとは違う作品を作るんだって意気込みを感じたし、発想も素晴らしかったです。ただ、『シンゴジラ』は何をやっても政治映画なんですよね。
理由はあの映画には生物がいないんです。
まず、主人公達はプロフェッショナルなんでそもそもビビるビビらない云々の概念は超越していて、大臣達も肝が据わりすぎてました。
これは初代ゴジラからの呪いでゴジラの公務員は絶対に何があっても折れないし逃げないんですよ。
本多監督の願いであり、そこにはリアリズムを越えた物があります。しかし、それゆえにゴジラ映画は一般人が主人公と言うパターンか主人公の家族もメインキャラってパターンが無茶苦茶多かったんです。でないとパニック映画にならないから『シンゴジラ』はそこら辺を排除しまくってて、ゴジラ映画の公務員が主役の映画を観たかってた人や政治思想にのめり込んでる品のない評論家気取りの活動家からは絶賛されましたけど、私は苦手です。まぁヒットしている事を考えて昔の日本映画の感情的な部分が嫌になってる人が多くなってると思います。(ぜひ、スウェーデン映画を観て欲しい!多分今なら日本で空前絶後スウェーデン映画フィーバーが起こる)
ゴジラのチャーミングささえも消したのはマイナスです。あれがあるからゴジラは世界中で愛されたのに己れ庵野秀明、永遠に恨んでやる。
まぁ、個人的な好き嫌いで話してますので堪忍してください。


ゴジラ(アニメ版)』は一切の擁護をする気はございません。もう全てが駄作です。『シンゴジラ』でさえ、ゴジラである必要あるかな?って思ってたのにこれは本当にゴジラじゃなくて云いじゃんって思いました。きっとあれですよ、東宝がなんかSF映画のアニメをやりたかったけど予算が降りねぇからゴジラをダシに使ったんですよ。
まずは序盤の延々と続いたSF用語だらけの説明、『シンゴジラ』は憲法が話の中に組み込まれてたので問題ありませんでしたが、これは問題ありです。
例えるならラテン語を勉強したことない人間がラテン語の会話劇を字幕なしで見せられてる気分です。
意味のない会話に価値はありません。
次に主人公がダメ!
ゴジラ被害者なのは良いがキングオブモンスターズの主人公に比べると殺人鬼?と思えるほどに共感できなかった。
だって結局あの主人公はゴジラを殺したいだけでそれに他の人間を捲き込みながらも戦ってるのに他の人間の事を何も考えてないんですよ?
しかも妙に周りも持ち上げてるのが気持ち悪かったです。一言“お前はゴジラを殺したいだけで、人の事なんて考えてねぇだろ!“って批判が劇中であれば良かったのに無かったのが気に入らん!
たった一言が何故無い!?
品がない、趣味が悪い。
後は3DCGアニメーションにしたのも減点です。
別に3DCGアニメーションが嫌いなわけではありません。バイオハザードヴェンデッタとかディズニーアニメーションは好きですから、ただここからはアニメの歴史になるんですが、日本のアニメってアメリカのテレビアニメが元でアメリカの映画のアニメが元じゃないんです。
何が違うかと言うとアメリカの映画のアニメの初期・・・白雪姫とかって実写で撮ったヤツをアニメに置き換えていて3DCGアニメーションはそこから発展して実写的なんですよ。ただ、日本のアニメは絵の前に漫画から発展を遂げて今に至り、観客も制作者もそれに慣れすぎていますから3DCGアニメーションと相性が悪いんですよ。バイオハザードヴェンデッタだって製作には実写の監督がやってますから、『ゴジラ(アニメ版)』はアニメ畑の人達で構成されてるから案の定微妙なアニメーションになりましたしね。庵野秀明押井守を引っ張ってくれば良かったのに・・・サボりやがって
とまぁ、こんな風に所々にサボった後が観られるから駄作です。日本映画の汚点です。
いやぁ、これからゴジラ映画を作る人は楽になりましたよ。こんな駄作以下の駄作なんて作れないから・・・もう関わったスタッフ全員が謝罪会見をして今まで関わったゴジラ映画のスタッフの人達一人ずつ丁寧に謝罪した後で完全自腹でやり直し、更に脚本家と監督は金を出すだけで演出や中身には一切手を着けずに(プロデューサーも同じ)やらないと許しません。
ゴジラをバカにした報いを受けろ!


その点今回のゴジラが神過ぎて凄かったです。
次回のゴジラvsコングが楽しみです。

もしも昔の怪獣映画風なタイトルを着けて良いなら

ゴジラVSキングコング 頂上決戦』

って感じにして欲しいです。

キャッチコピーは“怪獣王はどっちだ?“
みたいなもう対決を意識した意識したやつが良いです。マイケルドハティが脚本と製作にいるのでファンとしての心配は一切ありません。
マイケルドハティ監督、貴方は最高のゴジラオタクです。

以上を持って終わります。
ゴジラ(アニメ版)』なんて概念のレベルで消えてしまえ!東宝やスタッフは恥を知れ!