アクション好きが観てきた映画感想!!(あくまでも個人的な感想です)

映画の感想をブログでやってみます。なにぶん素人ですのでどうか暖かい目で見てほしいです(不快になられても責任とれませんので悪しからず)

スパイダーマン ノーウェイホーム

短文感想
2002年から20年越しのスパイダーマンの完結編、2012年から10年越しのアメイジングスパイダーマンの完結編でもあるホームシリーズの完結編!

個人的%率100%



























ネタバレ感想
1言で言うなら最高としか言いようがない程に完璧なスパイダーマンの映画。
前作のファー・フロム・ホームの直後から始まる今作はミステリオのせいで世界中に正体がバレたピーター。
人殺しと世間というかディビービューグルのジェイムソンから罵られつつも証拠不十分で何とか人殺しの件は乗り切るもヒーローとしての姿しか見せてないミステリオを信奉する陰謀論者からは石を投げられ、ペンキを掛けられる始末。
オマケに親友のネッドとGLのMJはピーターの関わった事でピーターと一緒に大学に落ちたのでピーターは自分がスパイダーマンである事を世間から忘れさせる為にドクター・ストレンジの元へ・・・

そして忘れさせる為にマルチバースを弄る呪文をやるもピーターがコロコロと条件を変えてストレンジの呪文を崩壊させてしまい、スパイダーマン=ピーターパーカーだと知ってる今までの全スパイダー映画の敵が大集合。

もう最高。
特にヴィランズが面白くてオクタヴィアス博士を筆頭にほぼ全員が集まるのですがここでヴィランズで良かったのがまずサンドマン
いや、博士とか他の面々は後で言えるので先にサンドマン事、マルコから言わせてください。

今作のマルコは敵と言うよりもほぼ第3勢力的な状態です。ピーター(2002)に後ろめたい事に赦された事があるから序盤はピーターに協力的ですし、ベンおじさんを殺してしまった事からピーター(2016)がエレクトロことマックスを魔術で消して檻に送った時に殺したと思って本気で怒るなど完璧に怒りん坊なおじさんポジと美味しい役どころ。んでマルコは死んだ事が無いしほぼ不死身な状態だから能力を失う事に何も感じてないけど早く娘に会いたいのに他の面々が暴れて帰れず、キレて暴れると言う残念ポジにw
確かにあのマルコならこうなるとスパイダーマン映画の敵で好きなキャラなので非常に嬉しい役どころでした。

次に残念賞No.1はリザードのカート博士。今作ではアメイジングの時に最後に元に戻ったので色々と語られる部分が少なかったのか1番薄い感じになりましたw。というか完璧にアメイジングの1の状態に逆戻りでヴィランズの中ではぶっちぎりの残念賞です。

そして予告編でも暴れていたドクターオクトパスことオクタヴィアス博士。今作ではピーター(2016)のアイアンスパイダースーツのナノテクノロジーを取り込んだ事で自慢の4本のアームが操られる事にw。残念というか見事に1番MCU時空に馴染みにくそうな人が馴染みましたw。
そこからは色々と不憫な役回りになりましたがアームを操らないとそく暴れるので1番最初に治される事にホーム時空というかMCUの科学力で無事に完治(アームは残りましたが)。そこからの博士は色々とカッコいいです。もうほぼヒーローチックのカッコ良さ!特にノーマンに対する反応も良いですけど最後のピーター(2002)の会話は泣けました。そこら辺は後で書きます。


次は今作でガチのヴィラン側の1人であるエレクトロことマックスです。
今作のマックスは時空を超えた影響で体が黒人に戻った上にアメイジング時空よりもエネルギーが豊富なMCUを気に入り、尚且元の何者でもない自分が嫌だから能力も失いたくないと時空を超えた事自体がマジで+に働いているので凄く非協力的です。ただ元の世界に戻されると死ぬ運命しかないから仕方なくやってるだけで暴れる事は楽しんでます。元々アメイジングスパイダーマン2ってグヴェンの死だったり、ゴブリン・ライノ・エレクトロの3人を出したりと色々とやったせいで総じてキャラの味が薄くなり微妙でしたが、今作のマックスでそこを補完してくれたのは良かったと思います。力を失った時のピーター(2012)との会話はまさにアンチピーター(2012)の側面も非常に濃く出ててエレクトロというキャラクターが輝いていました。

最後に今作の最大のヴィランであるのはスパイダーマン(2002)でスパイダーマン最初の敵でもあるグリーンゴブリンこと、ノーマンオズボーン。今作がスパイダーマン(2002)からの完結編と私が言っているのはこのノーマンを助ける話でもあるからです。
このヴィラン達の中で最もピーターパーカーと言う存在を知ってる上にグリーンゴブリンと云う人格のせいでゴブリンの時の記憶がないノーマンはMCUの時空へ来た事で1人になった事を痛感。会社は存在していなく、家には別の人が住んでいて息子のハリーもいない。最後に頼ったのがピーターのおばさんが働いている福祉施設
弱々しく自分の中のゴブリンから逃げておまけに自分が死ぬ運命にある事に怯えるノーマン。そしてノーマンを筆頭に助けようとしてオクタヴィアス博士を助けた時にゴブリンが覚醒し、メイおばさんを殺してしまい、ピーター(2016)から恨まれる事となります。
最終決戦でヴィランズの能力を消していく中で最後に戦うのがグリーンゴブリンなのは嬉しくそしてノーマンを助けて欲しいと強く思いました。しかし戦う相手であるピーター(2016)がボコボコにしてグライダーでトドメを刺そうとした時に助けたのはピーター(2002)。彼はノーマンと戦ったから彼が助けてくれたのは感動しました。ここで観てる時に思い出したのがピーター(2002 )とゴブリンの戦いの時にゴブリンはピーター(2002 )を息子と言いましたがピーター(2002)は父親はベン・パーカーって言った事を思い出して、スパイダーマン(2002)のシリーズが1が父親の二人が死ぬ話で、2が先生が死ぬ話で3が親友が死ぬ話であると自分の中で歯車が組み合った事で今作はピーター(2002)が父親を助ける話でもあったのだと分かり、涙が出ました。そしてこの後、ピーター(2012)が投げた薬をピーター(2016)が打ってゴブリンを消すのですがピーター(2016)の気高さも素晴らしいですがピーター(2012)がスローした事でアメイジングスパイダーマン2で血清を渡さなかった事で親友がゴブリンになったピーター(2012)が今度こそゴブリンを助ける形に。
今作が2002年からのと2012年からのシリーズの完結編と呼べる部分がこれです。


今作では3人のスパイダーマンが出ます、2002年からのシリーズ。2012年からのシリーズ。2016年・・・現行のシリーズと3人が出てきたのは予測はしてましたし、出た事自体にはサプライズと言う感覚は無かったですけど3人の会話と行動自体がサプライズそのもので楽しかったです。
特にトビー・マグワイアのピーター(2002)はこの中で一番の年長者でもありますが今作でピーター(2002)は父親でもあるノーマンと先生のオクタヴィアス博士を助けてる事に。
オクタヴィアス博士とピーター(2002)の会話でもう大人と言った博士に反省してますと言ったピーター(2002)。これはスパイダーマン2の終盤の博士の気付きから来ていて泣けました。
腰痛持ちになってしまったのは笑えましたし、この中で実は1番ポジティブなのは笑えました。

ピーター(2012)のアメイジングスパイダーマンは今作でグウェンを失った後、歯止めが効かなくなってる事を告白。おまけに2人のスパイダーマンの話を聞いて自分だけエイリアンと戦った事がない事にいじけるなど今作で1番のネガティブポジションというか空回りな陽気キャラポジションに。ただマックスと会話し、そして予告でも出てたMJが落ちるシーンでMJを助けたピーター(2012)は感極まって泣くなど少しずつ今作で良い方向に進んでいるのは胸に来ました。

最後に現行シリーズでもあるピーター(2016)は今作で1番ダークな側面を見せます。ミステリオによって自分だけでなく大切な人の人生も滅茶苦茶にしてしまった事、そしてメイおばさんを助けられなかった事にボロボロです。それでもMJやネッドの助けもあり、何とかヴィランズを戻しますが、ゴブリンの爆弾がストレンジの途中までで止めいた魔術の箱を壊した事でピーターパーカー=スパイダーマンであることを知ってる全ての存在が来る自体になり、ピーターは自分の存在の記憶、そのものを消す選択をするなどヒーローとしての気高さそして、ネッドとMJの人生を滅茶苦茶にしてしまった責任を負います。


今作はスパイダーマン(2002)シリーズとアメイジングスパイダーマンシリーズの補完かつ救いを描いていますが現行のスパイダーマンシリーズはさらなる苦難と歩みを描いていて重くそして胸に来ました。
新しく3部作が出来るようですけどもしもMJとネッド、ハッピーの記憶が戻ったらその時に今作で着ていたスーツをまた着てほしいです。


スパイダーマンズの会話も面白くて時空の違いのせいで2002と2012はチーム戦自体が今回で初めてで指揮を取るのはピーター(2016)なのですが、アベンジャーズと一緒にやったと言って凄いと褒めつつもアベンジャーズって?バンドか?と聞いてくる2人など笑いながら楽しめました。
1番好きなのはピーター(2016)とピーター(2012)がウェブを出すのにシューターを使っているのに対してピーター(2002)は体から出して2人から興味を持たれるなど全スパイダーマン映画を見ていた自分にはたまらないシーンだらけです。ネッドの部屋で初対面するピーター(2002)とピーター(2012)で確認の仕方がウェブを出して避けれるかどうかと云う物でヒーローの初対面でスパイダーマン同士。こんなに納得のいくシーンはなかなかないです。ここでピーター(2002)のウェブは当たりましたがピーター(2012)のウェブは避けられるなど年期の違いも見せつけます。

それにヴィラン同士の会話も楽しく、カート博士、オクタヴィアス博士の後にマックス、マルコ、ノーマンと来て会話するのですがノーマンが死んだ事になったとオクタヴィアス博士が言った後にマルコがオクタヴィアス博士も死んだと言い、全員が最後に覚えてる記憶を確認。ここでマックスがあれ?俺、あの時死んだ?と自分で突き止めるなどそれぞれのキャラに合わせているのが面白く。カート博士は色んな面々から喋れた事に驚かれるなど残念ポジを余すことなく謳歌してしましたw。
  

自分はスパイダーマンシリーズは好きでしたが2002年のシリーズも2012年のシリーズもピーターが失ってる物語でそもそもそういう物語自体の構造があまり合わず、今作もピーター(2016 )は失ったのですがピーター(2002 )は大切な人を2人とピーター(2012)は自分を取り戻し、過去のシリーズの完結編としてこれほど嬉しく感動する物語はなく、今作が1番好きです。
以上を持って感想を終わります。いやぁこれはまさに傑作!!





追記
今作で救われたマックスとオクタヴィアス博士ですが1日経って頭の中で整理していると今作で2人は自分の研究のある意味、延長線上にあるアークリアクターを見ているんですよね。マックスに関してはそれを使ってパワーアップしてますし。
ただこれでオクタヴィアス博士もマックスも完全に憑物が取れたと云うか自分の夢であった新エネルギー、または高エネルギーが本当に手の中にあるレベルの物で出来ると分かって科学に夢見てた頃に戻ってるようなのは良かったです。
トニー・スタークの卓越した科学力がヴィラン2人を戻す役割の1つになってるのは正しくMCUスパイダーマンの師匠的な役割とファー・フロム・ホームでのやらかしのフォローにもなってるのが好きです。