アクション好きが観てきた映画感想!!(あくまでも個人的な感想です)

映画の感想をブログでやってみます。なにぶん素人ですのでどうか暖かい目で見てほしいです(不快になられても責任とれませんので悪しからず)

シン仮面ライダー

短文感想

リブートとしては面白かったが個人的な感覚としてはProject G4を超えられなかった

 

個人的%率 80%

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長文感想

観てきましたよ、シン仮面ライダー

個人的に庵野監督で等身大アクションヒーローってどうなるか凄い気になっていたので観てきました。 

僕個人の感想を言いますと仮面ライダーアギトproject G4を超えられなかったという印象です。

まず、初っ端からショッカーから逃げる本郷と緑川ルリ子でトラックに追われていると中々のカーチェイスでどうなるか気にしていたら今作のクモ男ことクモオーグとその戦闘員が出てとさぁアクション!!と思いきや・・・古い!!アクション演出が古い上にカット割りが死ぬほどダセェ!!ノスタルジー云々の話で終われないほどダサい!!

まぁ血祭りアクションは新鮮だったので良いのですがカット割りが顔と潰しだけって・・・まぁここでは良いです。昔のライダー物のオマージュと好意的に受け取りました。

そして緑川博士の所に来てショッカーと戦う事を決める。今作のショッカーの目的は中々近代的で面白かったです。

そんな中で現れるクモオーグとの第二ラウンド・・・カット割りが飛んでて・・・戦闘員との戦闘は良いとしてその後のクモオーグとのダムでの戦いが繋がってねぇから興奮が冷めて冷めてどんな感情で見れば良いのかと思って観てました。

 

しかも次のコウモリオーグ戦が・・・うぜぇ・・・顔アップが死ぬほどうぜぇ・・・やり過ぎだよ・・・けどライダーキックを受けた後のコウモリオーグの辞世の句は中々好きです。

更に1番冷めたのがサソリオーグ・・・アクションが冷める通り越してクソな上に最後の倒すシーンが映されない・・・いやサソリオーグの毒が必要なのは分かるけど何でやった??

ズレたまま終わってしまうのかと思ってみたハチオーグ戦・・・無茶苦茶カッコいい!!しかも途中途中でルリ子との絡みも増えてこっからドンドン自分の感性に合っていて良かった!!特に本気を出したハチオーグ戦はマジでカッコ良かった!!

 

そんな中で今作のラスボスとなるチョウオーグの元へ行く2人。チョウオーグは緑川博士の実の息子でルリ子の兄・・・しかも魂を別次元へ送る力を持ってる(まぁこれはほぼセリフだけで何も映像としては描かれなかったので気にする云々以前の問題です)

立ち塞がるは仮面ライダー第2号こと、一文字隼人!!もう一文字が今作で唯一何というか血が通ってる感じがして台詞を聞いた瞬間にあっ、この2号カッコいいと思って見る1号と2号の戦い・・・全てCGなのは残念でしたがドラゴンボールじみたアクションは嫌いじゃないです。でもやっぱし、生身アクションが観たかった・・・悪くないけど・・・

 

そして2号に足を折られる1号で間一髪の所ルリ子が2号の洗脳を解いて何とかなるかと思いきやカマキリカメレオンオーグがルリ子を殺害!!本気でそう来るかとビックリしてる中で2号がカマキリカメレオンを倒す・・・この時の2号のライダーキックは最高でした。

 

そして本郷は1人、ルリ子の意志をついでチョウオーグの元へ行くと現れるのはショッカーライダー・・・全てCGなのはさておいて・・・色設計ミスってね?黒すぎて動きがわかりづれえ・・・でも2号と協力してダブルライダーキックを見れたのは良かった!!

 

全てのショッカーライダーを撃破してチョウオーグの元へ行き・・・チョウオーグも戦闘スタイルに・・・そして腰には何とダブルタイフーン!?まさかV3なのかと思いきや第0号!!こう来たか!!

そっからの戦闘・・・何でダサさが戻ってんだよ・・・おかしいだろおい・・・とまさかのアクション設計が逆戻りで最後の本郷との戦闘は泥臭さあるのは良いのですが手ブレが激しすぎて・・・今までのアクションシーンとの設定がズレてる上にそんな舞台設定をしてないのでなんでこんなにブレてんの?とノレなかった・・・まぁチョウオーグ戦はそれまでのドラマ的な高鳴りがあったので結果としては良かったです。

最後は本郷は力を使いすぎて死ぬもその魂はマスクの中へ、チョウオーグも死に残ったのは一文字のみ!!一文字は新しいマスクの中に入った本郷と共にショッカーとこれからも戦うことを決意して終わりました。

 

全体的にクドいようですがアクション設計が滅茶苦茶すぎてやれば良いもんじゃねぇよ・・・割れば良いもんじゃねぇよ・・・アップの多用で何をやってるか分からないが凄い物を見せてる感を出したかったのだと思いますがそれまでの流れもちゃんと映さないと割りすぎて下手なMVを見てる気分でした・・・相手が何を刷るのか見せてそれに対してライダーがどう対処するのかクモオーグとの2戦目の戦闘員との戦いはダイジェストじみてましたがまぁそこら辺がしっかりし始めて良かったです。恐らくこれがあるから序盤のカット割りをあぁしたのだと思いますがう~んそこは同じで良かったのではと・・・

 

やっぱし面白くなるのはハチオーグ戦からで本気のハチオーグとの戦いはガチで面白かったです。

 

2号との戦いは生身で火花が欲しかった・・・ここはアニメーション出身の庵野監督らしいですけど・・・質感がやっぱし海外の映画に比べて良くねぇんだからそこは考えてよ・・・ウルトラマンはもう最初からアレだったから良しとしたけどライダーは実物のがあるんだから調整もうちょい頑張ってや・・・

 

0号戦もバレエ?のような0号の動き(しかも単体)がノイズと化してる後にブレ地獄・・・下手だ・・・アクションがありえねぇレベルで下手だ・・・アニメじゃねぇんだからそこは考えてよ・・・

 

とまぁこんな感じでストーリーはいつもの庵野監督作品らしい感じでもう台詞を全て聞いても意味がないので無視して映像を楽しんで見ようにも1人佇むシーンとかは抜群の格好良さだったのに肝心のメインのアクションがコレなので興奮はしませんでした。

 

やっぱし、生身アクションとのバランスは今のニチアサチームの方が遥かにレベルは高いです・・・特にアクションの大御所となった坂本浩一監督のアクションの方が面白い。

んで1人佇みとかのシーンは平成初期の長石監督や石田監督の独壇場でそれと比べてもまぁカッコいいちゃ良いけど・・・それを時間のないドラマで撮られて観てた僕からすると時間かけてこれなの?と期待外れ・・・長石監督が撮った電撃戦隊チェンジマンの『ブーバ地球に死す』なんて今みても遥かにカッコいいですからね!!

良くも悪くも庵野さんの作品を楽しむなら楽しめましたが個人的に最高傑作だと思ってる平成ライダー映画第一作の『仮面ライダーアギト project G4』は少なくとも僕の中では超えられなかったなぁ・・・

ただ一文字隼人役の柄本さんが抜群の存在感を魅せてたのでそこは最高でした。

これ一文字出てなかったらたぶんもっとボロカスに言ってました。80%の60%ぐらいは一文字の格好良さです!あとの15%はハチオーグの格好良さ!残りの5%はそれ以外です!!

 

これだったら田崎監督とか坂本監督とか石田監督に撮らせれば良かったのでは?と思いつつもやっぱしここまで出来るのは庵野監督のネームバリューありきな気がするのでなんだか虚しい気持ちになりました。

 

結論『Project G4』を観よう!!