アクション好きが観てきた映画感想!!(あくまでも個人的な感想です)

映画の感想をブログでやってみます。なにぶん素人ですのでどうか暖かい目で見てほしいです(不快になられても責任とれませんので悪しからず)

ONEPIECE FILM RED

短文感想
Zを超えた最高のワンピース映画!!
文字通り天使の歌声!! 

個人的%率 100%










ネタバレ感想
えぇー、まず個人的に今作を見る前はワンピースの映画はZが1番好きであぁ言う1人の人間が必死に頑張って頑張って結果や過程はどうであれ満足して散っていく作品って無茶苦茶大好きで『ハムレット』とかもそうです。
今回のREDはそういう自分の好みのド真ん中で最高でした。
 


大海賊時代のせいで世界中が混乱になり、人々が貧困と争乱に巻き込まれていく中でウタの歌声が人気となり、ウタは人々の前で初のライブを開始(しかも世界中に生配信)。そこには幼馴染のルフィを含めた海賊達も来た中でウタは自分の能力であるウタウタの実の力でルフィ達を仮想現実の中に閉じ込めて永遠に世界中の人を幸せにしようとするもその為には起き続けて歌わないといけないから眠らずに永遠に起きていられるキノコを食べ続けてライブ。しかし、それは体力を奪い続けていずれ死ぬ毒キノコ。ウタが死ねば永遠に仮想現実に囚われたまま。ルフィ達はウタを止めて幸せな夢というなの仮想現実から出られるのか、そしてシャンクスの娘であるウタに何があったのかというのがあらすじです。


全編に渡ってウタの劇中歌を担当したAdoの歌声が響き渡って楽しかったのとやっぱり何が良かったって仮想現実の世界観から現実に戻るって最近の流行りというか良くあるんですが、説教臭さが無かったのが良かった。

こういうのって説教臭い物になりがちで現実で頑張らないととかって良く言いますけど、それでも現実が辛いのにそれを頑張らないとって言う方は簡単ですけどやられた人からすれば無責任そのものじゃないですか。

しかもワンピースの世界観なんて海賊とか天竜人とかの被害が激しいし、そんな世界に住みたいかと言われたら自分は本気でNOです。

だからウタはウタウタの実の世界に皆を連れて行ったんですけど、その皆というか一般人がウタをやった事自体は否定しなかったのが良かった。ウタの歌声を聴いたから現実でも頑張れる人もいるし、辛い現実が嫌で永遠に仮想現実に居たい人も居るしでここらへんの作りが凄く丁寧でだから観てて色々と感情が込み上げてきました。


今回の舞台である音楽と平和の国であったエルジアに伝わる魔王を召喚する古代の楽譜トットムジカ。かつてウタはその楽譜を歌ってしまい、一晩でエルジアを滅ぼしてしまい、シャンクスはエルジア国王にウタを預けて世界一の歌手にさせるのと、この騒動を全て自分達のせいにすることを約束させてエルジア国王はそれを了承。

久しぶりにワンピース映画のストーリーで泣きました。こういう泥臭いの大好きなんです。






仮想現実から出るにはトットムジカの力で現実とウタウタの実で作られた世界からトットムジカを同じ場所で同時攻撃しなくてはいけなくて仮想現実はルフィやビックマムとこのオーブンやブリュレとかが居るんですが現実では誰も居なくてヤバいと言う状況で遂に登場『赤髪海賊団』。

待ってましたと言わんばかりに大暴れして攻撃する『麦わらの一味』+αと『赤髪海賊団』+カタクリで、指揮をするのが見聞色で繋がったウソップとヤソップの親子ってもう上がりまくりでした。


シャンクスの戦闘が無茶苦茶格好いいというか連載が始まって25年間のうちで初めての大暴れでもう本当に長い間ずっと待ってました!

もうここらへんの時には泣いて興奮してと大満足してたのですがエンドロールが何よりも良かった。


『風のゆくえ』が流れるのですが音貝で皆、それを聴いてるって後日談風って感じになってて、なんだかんだ皆、その歌声は大好きだし、それは永遠に残るって終わりでドツボでした。
だって仮想現実を否定したってウタの歌声は楽しかったし、それに勇気を貰った事実は0ではないですか、それがあるから現実でも頑張っていけるのにアホな映画はその事実まで否定しますけど、この映画はそこまで否定しなかったのが良かった。もう号泣です!!

アンチ仮想現実系の映画ですけど、それを否定した主人公らの自己満足で終わるセカイ系みたいなノリじゃなくて、アンチセカイ系ってのもあって、非常に新しくて見応えある映画でした。


いや、これは大満足!!!
25周年記念でありながら、伝説の男というかジジイではなくて文字通り“新時代”に挑戦した映画でした。