アクション好きが観てきた映画感想!!(あくまでも個人的な感想です)

映画の感想をブログでやってみます。なにぶん素人ですのでどうか暖かい目で見てほしいです(不快になられても責任とれませんので悪しからず)

ゴジラ 1954年版

最初に選んだ作品は、私の全てを作ったと言っても過言ではない作品で挑みます(私、20代でリアルタイム世代ではございません)




ゴジラ

1954年 公開

監督 本多猪四郎

特殊技術 円谷英二

脚本 村田武雄、本多猪四郎

制作 田中友幸

原作 香山滋

短文感想

全てにおいて、最高峰!七人の侍に並ぶ、世界に誇る日本映画!!!

個人的、リンク率120%









【ネタバレ感想】

この作品を語る前に私のゴジラ歴を少しだけ話します。

最初に映画館で観たゴジラ映画は、大怪獣総攻撃でした。

その当時の記憶は殆ど残っていません。

残っているのは、ゴジラのテーマが耳に残ってて、幼かった自分は、その音楽を非常に怖がってました。

次に観たのが、ゴジラ×メカゴジラで当時の記憶は、メカゴジラの格好いいシーン、そしてゴジラが去っていくラストシーン、メカゴジラの暴走が記憶に残っていましたが、ゴジラのテーマはこの時に完全に嫌いになっていました。

次回作の東京SOSの頃には、小学校に入っていたので、全て記憶してます。
この頃はメカゴジラが大好きで、劇場に売ってあったメカゴジラのフィギュアを親に買って貰いました。
依然として、ゴジラは嫌いなままでした。

そして、ファイナルウォーズ
メカゴジラ観たさに行きましたが、メカゴジラなんてワンシーンも出ず。若くて古い怪獣なんて一体も知らなかったですが、TOKIOの松岡さんらの登場人物達のアクションに度肝を抜かれました(人生で恐らく明確に覚えている初のアクション映画)
そして、嫌いだったゴジラゴジラのテーマもこの時、好きになりました。
私は、ゴジラが好きになったのです。
当時の小学校で、人付き合いが上手くなく、皆はドラマの方にいってる最中、一人だけ怪獣映画に詳しくなっていって、周りから話のわからない怪獣になった扱いで一人になりました。

そんな自分を支えてくれたのが、特撮のゴジラ映画でビデオを借りて、古いのを観て、知って楽しみました。


そんな中、アメリカの2014年が公開される年に、僕は持病の口唇口蓋裂の手術で入院しました。

入院期間に観た30本の中にこの映画を入れました。

理由は、覚えてないです。

ただ、観たくなった。それだけです。


子供の頃にテレビでやってたのを観たけど、何が面白いのか解らなかったが、この時に素晴らしさを知り、これから半年に一回は意地でも観るようになりました。


全てが好きです。

ゴジラと言うキャラクター。

ゴジラに負けない登場人物達の一貫した姿勢、それすらも崩していくゴジラの恐ろしさ。

一人の博士の苦悩。

博士の部屋で流れる平和への祈り。

全てが好きです。

特に好きなのが、ゴジラの1回目の襲撃の際にゴジラに殺されてしまった親子のシーンで、

「もうすぐ、お父ちゃんの所へ行くのよ」って言いながら、お母さんが子供たちを落ち着かせようと抱き締めているシーンで、その後、恐らく同じ家族だと思いますが、娘がお母さんの死体を観てて、胸が引き裂かれるほど辛かったです。

他にも、山根博士演じる志村喬さんの演技が(プロではないので素人目線になります)まぁ、兎に角、ゴジラを見つけた後が本当に怖い!
冷静で、穏やかな主張で、ゴジラを生かそうとするんだけど、生かすことが出来ないから、ゴジラ襲撃直前に、部屋に閉じ籠るシーンがあるんですよね。
それが、殆ど台詞がないので、完全に志村さんの演技で魅せてくるんだけど、兎に角怖い!
ホラー映画にあるマッドな怖さではなく、身近にいたら仲好く出来ない、悪いことしてないけど怖そうなおじいさんが出てくるシーンを選ぶ大会があるなら、このシーンを出します。

何言ってんのかわかんないな・・・

まぁ、所謂名シーンとかと少しずれた名シーンって言われたら、私は前述の2つです。

特撮シーンは、語らなくても問題ないと思いますが、どれ程、凄いのかわかってほしいので言います。

まず、ゴジラ襲撃の際に時代の影響ですが、白黒なのが、項を制して、違和感がなくなっています。
少し荒い映像に最高峰の特撮なので、実物に近づいており、また、トラックや戦車の実物を間に挟むことによってそれが強調されていて、観ていて楽しかったです。

そして、ゴジラの演出です。
例えば、ゴジラが時計塔を見て驚いたり、鳥を見て尻尾を振ったり、何気ないシーンが、最後のゴジラが死ぬところのシーンに哀しみを与えていて、ゴジラを怪物でも神でもなく、生命であると言う制作陣営の意気込みが伝わり、感動しました。


後、ゴジラで面白い逸話があり、ゴジラ襲撃の際に交通整理をしている警官達を見て、日本映画の巨匠の黒澤明監督が、本多監督に「普通、警官も逃げるだろ?」と言ったところ、「警官はああでないといけません」と返したそうです。

本多さんのこの意志はいい意味でも悪い意味でも受け継がれていて、良く言えば骨太で絶対に折れない格好いい政府が描かれますが、悪く言えば、政府側の人間を主役にした場合、パニックホラーのような描写が出来ないと言うことです。
シンゴジラは個人的にこの事にえらく振り回されたという印象でした。

以上が私の初代ゴジラの感想です。