アクション好きが観てきた映画感想!!(あくまでも個人的な感想です)

映画の感想をブログでやってみます。なにぶん素人ですのでどうか暖かい目で見てほしいです(不快になられても責任とれませんので悪しからず)

秒速五センチメートル

今回は、私の中で一番嫌いな作品の感想です。
嫌いなら書くなよと言われそうですが、何分、私も人間ですので、好き嫌いがあります。
それを明確にしないといけない気がするのでします。

かなりの辛口で偏見的なので、この作品が好きな人はここ読んだ瞬間に、ブラウザバックする事を進めます。














『秒速五センチメートル』

監督・脚本 ・制作総指揮 新海誠

作画監督・キャラクターデザイン 西村貴世

美術 丹治匠・馬島亮子

短文感想
途中の二話までは何とか好きでも肝心の最後の部分で全てを台無しにした何のドラマもない恋愛風のドM映画!

個人的リンク率-100%
この影響で、新海誠の作品をこれ以外観ていません!


まず、この映画を観る切っ掛けが、2016年の『君の名は』が公開されるから、大学でも話題になって友達から、観るのを薦められた事が切っ掛けです。

始めの記事でも意思表示したように私は恋愛系ジャンルが非常に苦手で、好きな作品もありますが、それを込みで話します。








【ネタバレ感想】
一話目の感想。
この時は、まだ観れた。
少ないセリフに凄い作画で、リアルな風景描写で面白かったですし、内容も王道感溢れる、ジュブナイル的な話で好きでした。
ただ、台詞に違和感がありました。
例えば、桜の花びらが落ちる速度が秒速五センチメートルって話すシーンがありましたけど、そんな会話、本当に小学生が話すの!?

いや、別に言っても良いけどさぁ、例えばタランティーノの会話劇って本編とは無関係の会話を延々としますけど、レザボアのマドンナの歌の解釈だったり、パルプフィクションのバーガーの話だったり、所々、ああ、こんな会話あるあるって感じがして、違和感が無くなるんですよ。

だから、その秒速五センチメートルの会話が重要だったら、もっと話を互いにさせて、リアルな話の中でやらないと違和感が無くならないんですよ。

でもまだ観れたから良い。






二話目
まさかの主人公変更!?
ちょっと違和感が更に上がりました。
いやさぁ、主人公を変えるのって全然良いけどさぁ、何でそれが一話目の男の同級生!?
しかも、友達以上の関係に進むのが臆病な子なの!?
そこはさぁ、もっと色々とキャラクターを作ることが出来たろ!?
エネルギッシュな子にするとかさぁ、結局この二話目って、例えば3話目でこの二話の男と女が結婚していて、たまたま、町で一話目の女と出会って少し話をしました的な展開だったら意味があるけど、何も関係ないじゃん。
またまた、タランティーノで例を出します(キャラクター描写においてこの監督は世界最高峰です)
パルプフィクションで、冒頭に本編の主人公とは関係なさそうな強盗カップルが出てきます。
このカップルがレストランで強盗を始める所でこの二人はフェードアウトしますが、ラストの物語でキチンと本編の主人公達がレストランの客として関わるのですよ。
本編の主人公達はマフィアでその話の前にカチコミに行って殺した相手の持っていた物を持っています(タランティーノはそれを敢えて何かを明言してないのでこちらも物として言います)
これを見て、カップルの男が欲しいと言いますが、本編の主人公達は、元々それは自分とこのボスが取ってこいと言ったものだから渡せません。
どうしたか、暴力的な本編の主人公が自分の金をやるから、これは見逃せって冷静に言うんですよ。
しかも、自分の財布から金をそいつらに渡して、互いに銃を突きつけ合いながら・・・
これなら意味があるんですよ。何故なら、本編の残忍な主人公の変化と強盗カップルの変化がわかるから、


でもこの二話目って、全く意味がなくて、別にサーフィンに立てるようになったでも全然良いし、好きな相手と告別するような展開でも良いけどさぁ、ここまでやったんなら3話目でも出せよって正直思いました。

でもまだ観れたです。





3話目
全く、何の話だったのか意味がわかりませんでした。
男が、中学生時代の子の事が忘れられず、仕事や他の子と付き合う事も出来なくなりました?

いや、そんなの知らないよ。

そもそも、何でこんな展開になるの?

全体的に短かったけどさぁ、一番長く感じました。
一話目の女がこれから結婚するって話もリアルで良いけど、結局この話って何が言いたいの?
恋愛は、男でも女でもうじうじします?始めは若くて勢いがありますけど、ドンドン冷めていって、男は苦しみ、女は先に進みますってか?

何だそれ?

世の中、恋愛が全てなのか?
いやさぁ、その価値観事態がもうダメでしょ?

そこまで人は恋愛が全てじゃねぇよ。

主人公の男がそれに拘る意味もないし、
例えば俺物語(ジャイアンみたいな男子高校生が恋をする話)で言いますけど、あれって主人公の武男って普通に女の子とイチャイチャしたいんですよね。でも自分が好きな相手は全部、幼なじみで相棒の親友に行っちゃうから、自信が持てなくて始めて女の子の方から好きって状態になって悩むのですよ。

これだったらわかるんですよ。

恋愛に拘る理由が、主人公の欲望だし、今まで失敗していて自信がないから、不安がるってのが、漫画で付き合ってそれまで何とか上手く行ってたのに一回、別れた時の落ち込みようも・・・
恋をして、何も考えられなくなるってものも全てわかるんですよ。

でも、この主人公、何の意思表示もしなかったじゃん。
例えば二話目で、同級生が立ったのを見たから、自分も会いに行ってフラれたとかさぁ、そんな事をしてくれれば良かったのに、

リアルだからってのは無しです。
何故なら一話目でこの二人、雪の駅で一晩過ごしたり、栃木から東京に行ったり、結構エネルギッシュだったから、今さらリアル云々を言われても手遅れです。

結局、自分のこの感想もただの好みだけどさぁ、
それでもこれは酷すぎます。
新海誠監督の女性に対する願望と男性に対するむち打ちが酷すぎて、観てられなかったです。

後、背景が素晴らしいだろって良く言いますけど・・・ウルヴァリンSAMURAIの時に場所が飛んだことで文句を言った人と同じで、そんなのその場を知らなかったら意味ねぇよって事です。
ただのパブトーク以上の話ではないですね。

以上を持ちまして感想を終わります。