アクション好きが観てきた映画感想!!(あくまでも個人的な感想です)

映画の感想をブログでやってみます。なにぶん素人ですのでどうか暖かい目で見てほしいです(不快になられても責任とれませんので悪しからず)

レイジングファイア

短文感想
頭から終わりまで熱い香港映画。
警官対元警官の仁義なき戦い!!

個人的%率 80%


  














ネタバレ感想

観ましたよレイジングファイア。
私、アクション映画好きなのでこの映画非常に楽しみにしてましたが公開時期に金銭不足で観に行くのを諦めて今回DVDでの視聴になりました。

結論から言うと観にいけば良かったと後悔しています。

簡単にあらすじを言いますと過去に過激な捜査をしたニコラス・ツェー演じるンゴウとその捜査チームがその誘拐犯の捜査で容疑者を死なせ過失致死罪で刑務所に。しかも一人は「私は警察の恥」というプラを持たされて町中に座らされる辱めを受けて事故が自殺か曖昧ですが交差点で死亡。刑務所に行った面々は過去に捕まえた犯罪者の復讐で苦痛を受けるという地獄を経験し、数年後ドニー・イェン演じるボンを含めた警察組織と死なせた誘拐犯の共犯、そして助けたのに擁護しなかった人質の全てに復讐するという話です。

いやぁ、キツかった。
何がキツかったって裁判のシーン。このバッハみたいな髪型の検察官が無茶苦茶性格悪くて腹立ってしょうがなかったです。完全に死なせた事の前後関係の証言を不利な方向に導いてるし、ボンも擁護しようにもその説明をさせないと言う性格の悪さ。

そしてボンもボンで時には格闘戦をやるし、命令違反の常習犯で正義感が強いのですがあまり融通は効かない困った性格。

裁判のシーンはここら辺とそしてンゴウ達の過激な捜査と誘拐犯の死亡を目撃した事が悪い意味で絡み合ってしまう地獄っぷり。
ここら辺は色々と感情が出てきました。



そして刑務所でえらい目にあったゆえに全員復讐の鬼とかして先ずは誘拐犯の共犯を殺し、薬を強奪。更にはそれを逮捕しようとしていた警察官ら十数名を集中治療室送りにして8名を殺す。
薬を渡した裏組織のボスを車で轢き殺して足がつかないようにしてこのまま計画通りかと思えば仲間のチウがキャバ嬢を激情のまま殺してしまい、そこから追われる事にしかも薬の強奪もバレて仲間の1人が逮捕されて、どうするかと思ったらンゴウはチウを殺した後、ボンの奥さんと逮捕される時に上司だった副総監を殺すために副総監の首に爆弾を巻いて籠城させるという鬼畜な事を。
ンゴウ達は証拠不十分かつ48時間しか拘束出来ない事、そして主な捜査官らが副総監の方に行ったので悠々自適に釈放。
副総監の脈と連動する爆弾を起動されてボンは解除する為に突入してきた特殊部隊に発砲して止めてワイヤーカッターでコードを切ろうとするがその前に特殊部隊員がライフルで副総監を射殺して止めたがンゴウが遠隔操作で爆破させて奥さんは入院し、ボンは発砲と数々の命令違反で逮捕される事態に・・・
一方ンゴウは誘拐事件の時に人質だった銀行の会長を襲撃し、金庫の金を強奪。
ボンは取り調べをする警視監らを説得し24時間だけ猶予を貰ったのでンゴウを追います。
そして激突するボン達とンゴウ達による激戦でンゴウ以外のメンバーは死に。ンゴウもボンと格闘戦をした後で自分から死を選び、最後は疲れ切ったボンの歩くシーンで終わりました。


超重かったですがそれだけで終わらせまいとする良いアクションの数々でかなり見易かったというかエンタメとして充分に楽しめました。

ドニー・イェンニコラス・ツェーのラストバトルというかその前の銃撃戦からかなり熱くてボンとンゴウの違いは何なのかわからなくなるほど両方に感情移入しました。
まぁンゴウはンゴウで出所後に婚約者を殺したりして外道に堕ちてるんですけど・・・

けど2人ともかっこ良かった。

残念な所は中盤のカーチェイスのシーンの前のボンとンゴウが睨み合うというか膠着してるというか立体駐車場で行われるシーンがあるんですがそこの位置関係がいまいちわかりにくかった。ドニー・イェンニコラス・ツェーのスケジュールが合わなかったのかな?ってくらいに不自然に2人が同じカットに居ないせいで何処に居るのかもわからない状態に・・・

過激な取り調べのシーンがまんまヤクザの追い詰め方過ぎて過剰演出になってこれを正しい事として扱うには流石に無理が・・・たぶん、ボンと同じ感情にさせる為の演出だと思いますがあまりにもチンピラ過ぎて吐いた後の演出は完全に過剰です。

後はあの検察官に対する復讐シーンがなくちょっと残念です。

ただ最初は3時間ほどあったのを2時間6分に収めてるので恐らく無くなったシーンにそれらがある可能性が高いのでいつか出れば良いなと思います。

何はともあれ重いですけど見易く質の高いエンタメでした。